
函館競馬が始まって3場開催になった先週。本州のほとんどが梅雨入りして函館競馬場以外の東京競馬場、阪神競馬場は不良、重、稍重のレースが続いた。この時季は仕方ないのだろうが、良馬場の青い芝を走る美しいサラブレッドの姿を早く見たいものだ。
その3場で土日7レースの新馬戦が行われて7頭の新馬戦勝利馬が誕生した。渋った馬場状態だっただけにパンパンの良馬場での走りは未知数だが、どんな条件の中でも勝つのが、本当に強い馬であり、新馬勝ちの7頭にはこれからも目が離せない。

● 6月13日 函館5レース 芝1000m
1 1 リンゴアメ 牝2 丹内 57.6
2 8 クムシラコ 牡2 嶋田 1馬身3/4
3 5 トーセンロジャー 牡2 菱田 クビ
● 6月13日 函館6レース 芝1200m
1 1 ラヴケリー 牝2 団野 1:09.6
2 6 スノークリスマス 牝2 杉原 3馬身
3 4 セントポーリア 牝2 丹内 1/2
スタートは遅れて後方からになったラヴケリー。スピードの違いで内からグングン盛り返してあっという間にハナに立つと2馬身、3馬身と引き離していく。直線も軽く鞭を1発、2発と入れられただけで、最後は馬なりのまま後続を相手にしないで3馬身抜けてゴール。このスピードは先が楽しみ。

6月13日 阪神5レース 芝1200m
1 3 ヨカヨカ 牝2 福永 1:10.8
2 7 モントライゼ 牡2 川田 アタマ
3 1 ブラックアーメット 牡2 岩田望 3馬身1/2
6月13日 東京5レース 芝1400m
1 8 ノックオンウッド 牡2 レーン 1:26.8
2 10 レオテソーロ 牡2 戸崎 クビ
3 1 スターリングワース 牝2 田辺 4馬身

6月14日 函館5レース 芝1200m
1 8 リメス 牡2 松田 1:10.2
2 9 フォルセティ 牡2 大野 ハナ
3 1 ハクビ 牝2 吉田隼 1/2
6月14日 阪神5レース 芝1600m
1 8 フラーズダルム 牝2 福永 1:37.1
2 3 ホウオウアマゾン 牡2 川須 4馬身
3 7 マジカルステージ 牝2 西村淳 2馬身1/2
スタート良く5、6頭横一線になったが、逃げ馬を行かせて2番手をキープしたブラーズダルム。そのまま3、4コーナーを回って直線すぐに先頭。後続が追ってきたが一発鞭を入れるとすぐに反応して、引き離す一方。最後は持ったまま4馬身差を付けてゴール。センスの良さが際立つ競馬で大物感があり、早くも来年の飛躍が期待される馬が出て来た。

6月14日 東京5レース 芝1800m
1 1 ユーバーレーベン 牝2 戸崎 1:52.6
2 10 グアドループ 牡2 レーン ハナ
3 3 モンサンラディウス 牡2 木幡巧 4馬身
2週目に入った新馬戦。回顧録を載せた2頭はこの先注目していきたい。特に、フラーズダルムは陣営が距離が延びても自信を持っていて大物感たっぷり。ラヴケリーも距離適正は分からないがこのスピードはかなりの物。他には1番人気の牡馬に競り勝った勝負根性抜群のヨカヨカ。やはり、マッチレースを決め手で制したノックオンウッド。ユーバーレーベンの鋭い末脚も先が楽しみ。
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