
3歳クラシックを始めとする春のGI戦線も一休み。今週は日曜日に安田記念に向けてマイラー達が競う『マイラーズカップ』と、オークスの優先出走権を争う『フローラステークス』のGⅡ2レースが組まれている。
今回は土曜日の『福島牝馬ステークス』を取り上げてみたい。福島、牝馬、多頭数といえば簡単に収まるイメージはないが、さてどうなるか。

● 福島牝馬ステークス(GⅢ) 芝1800m
小回りの福島に牝馬の多頭数ときたら荒れるイメージしかないが、今年に限っていえば実力差がはっきりしていて意外に堅く収まりそうな気もする。
筆頭はエスポワール。これまでの9戦で3着までに入らなかったのは秋華賞だけ。近走の2戦とも重賞で2着、3着と善戦。前目の競馬も出来るので簡単に崩れる事はなさそう。鞍上は初騎乗の池添になるが代打でのレースにも実績があるので、力の違いを見せ付けてくれるはず。

2番手にはサラキアを挙げたい。出遅れの多いイメージがあるが、最近はスタートも安定してきていて、逃げるレースでも好成績を残している。小回りの福島だけに思い切って逃げられれば、エスポワールの鼻を明かす可能性もある。
他では実績ではエスポワールに次ぐ存在のフェアリーポルカ。重賞でも実績を残しているが福島コースが鍵になりそう。
もう1頭はデンコウアンジュ。7歳とは思えない末脚が武器で、柴田善臣に乗り替わってから、昨年のこのレース、今年の愛知杯と重賞を制覇。有力馬が早めに動き過ぎると直線一気が見られそう。
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