
ダービーまで4週間を切って、出走権争いも佳境を迎えて今週は重賞としては最後になる京都新聞杯が行われる。別名『東上最終便』とも言われるように、特に栗東所属の馬にとっては正にラストチャンス。
常識的には中2週でダービーを迎えるので苦しい日程になるが、昨年はこのレース2着のロジャーバローズが見事にダービー馬になっている他、キズナ、サトノラーゼン等の好走例もあるので目が離せないレース。さて、今年はコントレイル、サリオスを脅かす馬が現れるのか……。

● 京都新聞杯(GⅡ) 芝 2200m
出走予定馬
アドマイヤビルゴ 牡3 56 藤岡康
アンセッドヴァウ 牡3 56 藤岡佑
イロゴトシ 牡3 56 小崎
キッズアガチャー 牡3 56 高倉
キングオブドラゴン 牡3 56 坂井
サペラヴィ 牡3 56 秋山真
シルヴェリオ 牡3 56 西村淳

ディープボンド 牡3 56 和田
ファルコニア 牡3 56 川田
プレシオーソ 牡3 56 北村宏
ホウオウエクレール 牡3 56 川須
マンオブスピリット 牡3 56 北村友
メイショウサンガ 牡3 56 松山
メイショウダジン 牡3 56 幸
このメンバーならアドマイヤビルゴで負けられないところ。スタートが良く、新馬戦も若葉ステークスも2、3番手から抜け出す安定感のあるレース内容で連勝。多頭数の外枠になった時にどうかだが、切れる脚もあるので余程のことがない限り勝ち負けにはなるだろう。
勝つのは当然として、問題はそのレース内容。如何にも優等生らしい勝ち方だが、コントレイルやサリオスのような凄味が感じられない。圧倒的パフォーマンスで両雄に挑戦状を叩き付ける事が出来るか否か。
続くのはマンオブスピリットか。新馬戦こそサトノインプレッサ以下に後れを取ったが、その後の2連勝は他を圧する最速の上がりで弾けた。重い馬場を気にしないのも心強い。
面白いのはプレシオーソ。新馬戦からダートで連勝。その勝ちっぷりも楽に前に付けて、逃げても良いし先行から抜け出しも出来る。初めての芝でスピードに乗れるか気掛かりもあるが、逃げればひょっとしたら番狂わせがあるかもしれない。
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