
楽しみな三連休3日間開催だが、珍しく週末は雨の所が多くなりそうな予報。このところ好天の週末が続いていたから仕方ないかもしれないけれど、せっかくの三連休が雨に祟られるのは残念。3日間ずっと降り続く訳でもなさそうだけど、競馬の場合は今日明日の雨量によっては3日間パンパンの良馬場は期待出来なくなりそう。
開催日程は土曜日が阪神、中京。日曜日が中山、阪神。月曜日が中山、中京となっている。重賞は土曜日が、ファルコンステークス。日曜日がスプリングステークス、阪神大賞典。月曜日がフラワーカップと4レース組まれている。どのレースも絶対的存在の馬は見当たらず混戦模様で、馬券的には妙味あるので楽しみにしたい。
● 阪神大賞典(GⅡ) 芝3000m
出馬表
1 ダンビュライト セ8 56 松若
2 シロニイ 牡8 56 団野
3 シルヴァーソニック 牡6 56 川田
4 トーセンカンビーナ 牡6 56 石川
5 ゴースト セ6 56 鮫島駿
6 キングオブドラゴン 牡5 56 坂井
7 アイアンバローズ 牡5 56 石橋
8 ユーキャンスマイル 牡7 56 藤岡佑
9 マカオンドール 牡4 56 吉田隼
10 マンオブスピリット セ5 56 池添
11 ディープボンド 牡5 57 和田竜
12 アドマイヤアルバ セ7 56 原田和
13 サンアップルトン 牡6 56 松岡
最近のスピード重視の競馬界で長距離は層が薄くなっている。ディープボンドはそれ程抜けた存在ではないが、このメンバーなら馬券圏外になる事はまずないだろう。昨年の中山金杯で大敗した後、完全に長距離戦線にシフト換えしている点も大きく、ここを叩いて天皇賞(春)でGⅠ初制覇という目標がはっきりしているのも好感が持てる。
栗東CW7F99秒7ー37秒1ー11秒4の最終追い切りに、「先週しっかりやっているので、今日はリラックスしていましたし、堂々と走っていました。息も乱れていませんし、乗った分だけ良くなっていますよ」と言う主戦の和田竜。「昨年はもうちょっとのところで(天皇賞・春)に届かなかった。今年はGⅠを獲らせてあげたい」という大久保師。前哨戦だが恥ずかしいレースは出来ない。

相手は2勝クラス勝ちからいきなりオーブンの万葉ステークスにチャレンジし、見事に勝利を手中に収めたマカオンドール。デビューはマイル戦だが、中距離に変えてから安定した成績を残して、前走で距離を更に伸ばして結果を出した楽しみな4歳馬。栗東CW7F93秒5ー37秒2ー12秒1の最終追い切りに、「先週の息の入りが遅かったのでしっかりやった。予定より速かったけど、これで心肺機能か上向けば」と今野師。唯一参戦の4歳馬が世代レベルの高さを見せ付けるか。
狙って面白いのは若手随一の手綱捌きを見せる石川騎乗のトーセンカンビーナ。この馬も長い距離には滅法強く、一昨年のこのレース2着、天皇賞(春)5着の実績を持つ。美浦南5F69秒2ー39秒6ー12秒3を馬なりの最終調整。「良かったと思います。折り合いが良い馬だから、3000メートル以上の距離は合いますね。力はありますからゲートだけ注意したい」と石川。全21戦中17回遅れたゲート。ここは石川の腕の見せ所。