
今年のクラシック戦線の第一弾桜花賞が週末ファンファーレを迎える。いつもなら、桜花賞どころか次週の皐月賞まで桜の中でのレースになる事もあるが、今年はもう散ってしまったのではないだろうか。日本中どこにいても観られる桜だが、今年は飲酒を伴う花見が禁止の所がほとんどだったので静かな花見が出来たのではないだろうか。
昔から『花より団子』と言われるように、女性や子供達は甘い物を食べていれば満足だったのだろうが、男性は酒のない花見なんてレースのない競馬場みたいなもので味気ない事この上ない。しかし、何度も一人であちこちの桜を愛でているうちになんとも言えない心地良さを感じた。静謐さが堪らなく身に染みて癒された。もう、アフターコロナの花見も宴会禁止で構わないと思えるようになった。
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● 桜花賞(GⅠ) 芝1600m
出馬表
1 ストライプ 牝3 55 田辺
2 ファインルージュ 牝3 55 福永
3 ブルーバード 牝3 55 柴田大
4 ソダシ 牝3 55 吉田隼
5 アカイトリノムスメ 牝3 55 横山武
6 ストゥーティ 牝3 55 岩田康
7 ククナ 牝3 55 藤岡佑
8 メイケイエール 牝3 55 横山典
9 エンスージアズム 牝3 55 岩田望

10 アールドヴィーヴル 牝3 55 デムーロ
11 ジネストラ 牝3 55 北村宏
12 ヨカヨカ 牝3 55 幸
13 エリザベスタワー 牝3 55 川田
14 ミニーアイル 牝3 55 藤岡康
15 シゲルピンクルビー 牝3 55 和田竜
16 ソングライン 牝3 55 池添
17 ホウオウイクセル 牝3 55 丸田
18 サトノレイナス 牝3 55 ルメール

抜けた馬がいない混戦模様の桜花賞。勝つのはファインルージュ。新馬戦こそ勝負所での反応が今一つで直線で勝ち馬に迫ったものの交わし切れなかったが、その後の未勝利戦、フェアリーステークスは強いレースで連勝。今回は枠にも恵まれで、積極策から主導権を握って抜け出す。美浦W5F67秒4、上がりは11秒7とわざわざ福永が駆け付けての最終追い切りは絶好の伸び脚。「枠(2番)は一長一短。それより当日のテンションがポイント」という木村師。「操縦性が高く期待以上の馬」と福永は虎視眈々と桜花賞3勝目に狙いを定めた。

対抗には4戦4勝のソダシ。先行から抜け出して連勝中のこの馬にとって絶好の4番枠をゲット。栗東坂路4F54秒5ー39秒1ー12秒5を楽に駆け抜けた愛馬に「言葉が見つからないくらい上手く調教出来た」と自画自賛の須貝師。「どんなレースも出来るしタフな阪神の馬場にも対応出来る」と、デアリングタクトに続く2年連続の無敗の桜花賞馬へ死角無しか。
3番手にはソングライン。新馬、未勝利戦と出遅れたが後方からでも中団からでも鋭い末脚で好走。まずまずのスタートだった前走の紅梅ステークスは好位から直線間を割って楽に抜け出し。初コンビの池添が駆け付けた美浦W5Fは67秒9ー38秒2ー12秒5の好タイム。「前走は抜け出す脚が速かった。どんどん加速して行く感じ」とチェック済みの池添。3度目の桜花賞制覇を狙う。