
2022年スタートの競馬はいつも通り東西金杯。はっきり言って、オープンクラスでも一流どころが参戦しない上に、ハンディ戦なので頭を悩ませるレースという印象しかない。しかし、昨年ケイデンスコールとピースワンパラディの馬連2ー4の8000円台を的中させて、珍しく正月早々いい気分に浸った記憶がある。
今年もあやかりたいところだが、メンバーを見渡してもやはり自信はない。こんな難解なレースは初夢気分で、贔屓の騎手か目を付けている馬から狙うのもいいと思う。しかし、それだけではただの運任せになるので何とか頭をひねって的中させて、2022年のスタートを切りたいものだ。お互いにスタートダッシュを決めよう。
● 京都金杯(GⅢ) 芝1600m
出馬表
1 ヴィジュネル 牡4 54.0 藤岡康
2 バスラットレオン 牡4 55.0 坂井
3 サトノフェイバー 牡7 57.0 古川吉
4 ダイアトニック 牡7 57.5 岩田康
5 ディアンドル 牝6 55.0 Cデムーロ
6 シュリ 牡6 57.0 武豊
7 ザダル 牡6 57.5 松山
8 ルークズネスト 牡4 55.0 泉谷
9 クリノプレミアム 牝5 52.0 江田照
10 カイザーミノル 牡6 56.0 横山典
11 ダイワキャグニー セ8 57.5 幸
12 エアロロノア 牡5 56.0 岩田望
13 ヴェロックス 牡6 57.0 浜中
14 トーラスジェミニ 牡6 57.5 原
15 ステルヴィオ 牡7 58.0 和田竜
16 メイケイダイハード 牡7 55.0 酒井
難解なハンディ戦を制するのは、初重賞をゲットして更なる飛躍を期したい岩田望騎乗のエアロロノア。未勝利脱出には4戦要したが、1勝クラスから3連勝でオープン入りを決めたのは能力のある証。その後も大負けはなく、前走リゲルステークスでは究極の上がり最速32.6の鬼脚で差し切ってリステッド初勝利。
栗東坂路4F54秒1ー39秒1ー12秒5を馬なりでマークした最終追い。「前走はよく差し切ってくれました。一走ごとに成長しているし、今日の動きも良かった。重賞に入っても頑張ってくれると思う」と期待する笹田師。前走初コンビで制した岩田望も昨年88勝でリーディング6位。G1ならともかく重賞はいつでも獲れるはず。

対抗には前走阪神カップでも推したルークズネスト。前走は名手ルメールでも惨敗したが、4戦して1勝2着3回の中京で見直したい。レペルの高い明け4歳馬の重賞でも活躍しており、今年躍進を期待される一頭。ただ、阪神カップからは変則連闘になるのが気になるが、「馬自体はダメージも、なさそう。元気いっぱいです」という浜田師。こちらも期待の若手泉谷が昨年に続いて重賞2勝目を目指す。
三番手には好枠に恵まれた活きのいい先行が売りのバスラットレオン。今回の中京コースは昨年開催からの馬場コンディションの回復は万全とは言えないが、思い切って逃げて直線外目に持ち出して粘りを見せられないか。栗東坂路4F51秒1ー37秒0ー12秒6を馬なりの最終追い切り。「自分からハミを取っていた。反応も良かったし、状態は悪くない」と武村助手。こちらも期待の若手で思い切った騎乗に定評の坂井に期待。