
ゴールデンウィーク明けの長い一週間もようやく週末を迎えホッと一息。しかし、金曜日、土曜日は全国的に雨の所が多く陰鬱な気持ちになりそう。土曜日から日曜日に掛けて回復傾向だが、競馬ファンは土曜日のファンファーレは重馬場で聞かなければならないようです。
最近不調の馬券に馬場状態というファクターが加わったのでは尚更予想に頭を悩まされる事になりそう。個人的な話になるけれど、本当に長いトンネルの中に入ってしまった感じ。何せ、4月以降回収率100パーセント超えの日が皆無。でも、いつか来る爆発を信じて今週も買い続けます……。
● ヴィクトリアマイル(GⅠ) 芝1600m
出馬表
1 デアリングタクト 牝5 55 松山
2 ソングライン 牝4 55 池添
3 メイショウミモザ 牝5 55 鮫島駿
4 マジックキャッスル 牝5 55 戸崎
5 ソダシ 牝4 55 吉田隼
6 ディヴィーナ 牝4 55 武
7 レシステンシア 牝5 55 横山武
8 クリノプレミアム 牝5 55 松岡
9 アブレイズ 牝5 55 菅原明
10 ローザノワール 牝6 55 田中勝
11 ファインルージュ 牝4 55 ルメール
12 ミスニューヨーク 牝5 55 デムーロ
13 レイパパレ 牝5 55 川田
14 アカイイト 牝5 55 幸
15 アンドヴァラナウト 牝4 55 福永
16 デゼル 牝5 55 藤岡康
17 シャドゥディーヴァ 牝6 55 坂井
18 テルツェット 牝5 55 レーン
牝馬のマイル戦に18頭の上に抜けた馬がいないので大混線。実績馬は休養明けや勝ち切れない馬が多く安定感に欠ける。ここは軸馬として最適なアンドヴァラナウトから入る。重賞勝ちは昨年のローズステークスだけだが、とにかく安定感抜群。9戦して福永不在で大敗した前々走の阪神牝馬ステークス以外は全て3着以内。
「前走は最後に苦しい素振りを見せた。攻め過ぎないように調整した。状態は問題ないし、体も戻っています」という池添師が選んだ最終調整は、栗東坂路4F56秒1ー40秒2ー12秒5の馬なり。「サッと流す程度の追い切り。動きは良かったですね。前走は返し馬で硬さがみられたので、中間はその辺りに注意しながら調整を進めました」と納得の表情。枠は外目になったが安定したスタートから積極的なレースで直線抜け出す。

対抗には実績上位のレイパパレ。6連勝で一気に大阪杯を圧勝した時は、アーモンドアイ級のレベルとも思われたが、それから6戦未勝利に終わっている。ただ、この2戦連続2着と復調気配。栗東坂路4F52秒9ー39秒0ー12秒6を馬なりの最終追い。「いい追い切りだったと思います。マイルは合っていると思います。負けられないという気持ちで臨みたい」と高野師。「ずっと切望していた1600メートルをやっとやれる。彼女がどういう競馬が出来るのか楽しみです」という川田。正攻法で押し切るか。
距離の長かったオークス以外は全て馬券圏内という安定感抜群のファインルージュ。しかも、これまでの8戦全て15頭以上の多頭数でのこの成績は特筆物。もともと、デビュー当初は短距離で好走していたように、この馬もマイルは歓迎の口。美浦南W5F69秒5ー39秒3ー11秒6を馬なりの最終追い切り。「春の最大目標が今回で逆算しての調整。3頭併せでスイッチが入るようにやって、動きは十分でした」と木村師。今年未だにGⅠ勝てていないルメールの意地の一発があるか。